251分の長尺作品です。SOD素人レーベルとしては、女優の初々しさと絶望的なキャラクター設定を軸にした、かなり踏み込んだ企画構成になっています。拘束・イラマ・ぶっかけという三本柱で、素人系としてはギリギリまで攻めた内容といえます。
まず感じたのは、鳥羽いくという女優のカメラへの慣れ具合と、企画のリアリティ設定が上手く噛み合っている点です。実家住まい・元ひきこもりという背景設定が、単なる記号ではなく、彼女の所作や視線、反応にきちんと反映されているのが秀逸です。4Kの映像品質も相まって、素人感が純度高く保たれています。ただし後半のハード系シーンに進むにつれ、女優のテンションと企画の重さのギャップが少し露呈する部分も目立ちました。(ハード系では、演出側が用意した枠に収まっている感が出てしまう)
Pa小町監督は、前半のドラマパートで時間をかけ、キャラクター設定を丁寧に積み重ねていきます。その積層があるからこそ、中盤以降のシーンが活きるという構成設計は評価できますが、251分という尺の中で、カメラワークが単調になるシーンもあり、全編通して緊張感を保つのが難しい作品です。
フルで観ると分かるのは、実は前半の自宅シーンでの心理描写が全体の中核になっているという点です。サンプルではカットされている、実家での一人の時間の描かれ方が、後のシーンへの説得力を大きく左右します。その積み上げなしに後半だけ観ると、単なるハード企画に見えてしまいます。
素人系・女優初期段階の企画ものとしては、このメーカーの「一般投稿のデビュー」シリーズより、心理描写の比重は大きいです。初めてハード系に挑戦する素人を観たい層には、段階的な構成が参考になる作品です。
正直なところ、251分という尺と企画の濃度のバランスが若干取れていない印象を受けました。後半のハード系シーンの連続では、女優が疲弊している感が映像から読み取れてしまい、視聴者として応援したい気持ちと、無理をさせているのではないかという不安が同居してしまいます。セール中の350円台なら試す価値はありますが、定価500円だと悩みどころです。素人系・初期段階の心理描写が好きなら、ハード系以外の部分が楽しめますので、そういった視点なら購入を検討しても良いでしょう。
出演: 鳥羽いく
メーカー: SODクリエイト
ジャンル:
4時間以上作品 4K 単体作品 ハイビジョン 貧乳・微乳 スレンダー 拘束 淫乱・ハード系






















